安定した老後
教習所に行き始めて2ヶ月が過ぎた。
初めは詰めて詰めて1ヶ月で取ろうと計画していたのだが私の運転センスの無さと教官の言う事聞かなさと切なさと心強さで思ったより時間がかかってしまっている。
ていうか、こんなもん詰めて行けば精神崩壊すると思うので詰めて行けないし行こうとも思わなくなってしまった。
本当はめんどくさいだけ
決められた数の学科を受けていく中で教官の話を聞いていると、大阪は運転が荒い人が多い、という話をよく聞く。どの教官もその様な事を言っている気がするのだ….
人口が多いというのもあるかもしれないが交通事故も多く車を運転するにはあまり良く無いというか、向いてない土地らしい。特に市内はヤバイそうだ。
改めて考えてみると大阪という国の国民達は本当に何事においても荒い人が多い気がする。
気性も荒いし言葉遣いも荒い、運転も荒いときた。負の三拍子。韻ふめそう
最近まじで大阪府民を辞めたいと思う時がある。
例えば先日高速教習の時、高速に乗るまでの道中でふらふら自転車にのってるヤバそうなおっさんが横断歩道付近に居り、一度渡った道をもう一度逆走したのを見て教官が「はい頭おかしいな、バカ、アホ、ボケ、ナス」と思いついた悪口全部を言ってた時とかだ。
なんかもう、ボケナスて。
そしてヤバイおっさんがいる日常にも慣れてしまっている。
昼間に路上教習を入れた時とか、もう思い出せない位のヤバそうなおっさんを見てきた気がする。
コンビニが近くにあるのになぜか立ちションするおっさん、踊りながら横断歩道を渡るおっさん、帽子にこけし人形を付けてるおじいちゃん(このおじいちゃんは可愛かったので良い意味でヤバイ人)
他にも色々なヤバイ人達を見た気がするけど、自分も運転に必死なので1つ1つに突っ込みたい気持ちを押さえ込んで教習を受けてきた。
本当は何回かメモを取りたい時もあった…。
大阪は昼間だからとか、田舎だから平和とは限らないのだ。特にジジババ様達の一人一人の個性がかなり強い。自我強い。全員カツカレーうどんくらい自我が強い。
大阪が嫌と言っても自分が標準語を喋るのにも違和感があるし、面白い話をしようと思っても標準語で喋るには物足りなくなってしまっている。
なかなか難しいが、ここまでディスってきたのにも関わらず当分大阪国を出られそうには無い。
どこか違う県に出ると言っても東京とかは大阪よりもっと嫌だという気持ちがある。
専門学校の研修等や学校見学で何回か行ったけど、人が多いし路線がややこしくて、どの建物も高いしでかいし早くここから出たいと常に思っていた。完全に向いていない。
大阪もビルが沢山ある梅田は苦手で、天王寺やなんばまだ落ち着ける場所があるかなという感じだ。
特に天王寺は平日はカフェもそんなに混雑していないし、治安は良くは無いけど凄く居心地が良い場所でとても好きだ。
ここまでほぼ都会への悪口ばっかりだが、良い印象の県もある。
中学の時震災の影響で修学旅行の行き先が東京から長崎に変更になり、その当時はがっかりしたけど長崎はとても居心地が良かったなと思う。
平和公園の緑が多い所とか、人がとても親切だった記憶があるのだ。
あと平和公園だけじゃなく、街全体的に緑が多い気がした。
やっぱり田舎に生まれたが故に緑があると落ち着くのだろうか?
後は暑さが無ければ石垣島もとても良い所だった。
富士急ハイランドに友達と行った時も、富士急から少し離れたホテルを取ったのだが空気が美味しくて夜は静かで良い所だった。
静かで外が暗過ぎてベランダから何が得体の知れない物が入ってきたらどうしようかとビビるくらいには静かだった。
いつも旅行に行って思うのが、ここにも人が住んでいて生活があるんだなあと言う当たり前のことを不思議に思うのだ。
当たり前なんだけれども。
その場所の生活の一部に自分もなりたいなと思った場所が自分の思う良い場所なんだろうなと思う。
都会より少し離れた廃退的な商店街がある小さな町とかの方が向いてるのかもしれない。
もっと沢山違う土地に行って、自分が落ち着くなと思える場所を見つけたいと思う。
今一オチが付かないのでなぜ旅行の話になったかと言うと…
教習で絡みがめんどくさそうな教官に塩対応を決め込んでいた時、「君コミュニケーションあんまり上手くない方やね?大変やなぁ。俺はちなみに年に1回は旅行行くねん。ほんでその現地の人達と話したりするねん。だから人とコミュニケーション取るの得意やねん。君とは真逆の人間やな。」
と、全日本聞いてないのに自己紹介選手権、余計な一言選手権、ほっといてくれ選手権推定1位の教官に言われた事を思い出したのである。
ほっといてくれ、マジで。
まあその後交差点の右折時に私の確認不足で思いっきりブレーキを踏まれ、「俺が死ぬから!?!?!?」と言わせたので勝ちだと思う(?)
教習に行くのも残り2、3回になった。
ここまで教官に色々言われてると逆にヤバイ人として教官達の記憶に刻んでやろうと思うようになってきている。
最後まで破天荒にいきたいと思います。